≪もてぎシリーズ最終戦≫

 

  2001.11.25  天気は晴れ。11月下旬にしては日中の気温が暖かく雨の心配もない。 この日、ツインリンクもてぎではバルーンフェスティバルというものを行っており、空には数えられない熱気球が ふわふわと浮かんでいた。

 最終戦ということがあってか?各クラス出場台数も多く、自分のL−STDは29台がエントリーしていた。 PRDクラスにおいては、38台という台数でセカンドチャンスがあるぐらいのにぎわいを見せていた。

 土曜日の練習では、タイム的には悪くないところまでセッティングをつめられた。だが、トップを狙うにはもう 少しセッティングをつめときたかったという思いもあった。

 

●公式練習 タイムトライアル  公式練習が始まった。前回、公式練習中にエンジンが壊れてしまい何もできないまま終わってしまった。 今回は、そういった心配もあまりなく 新品タイヤでのフィーリングを確かめ、エア圧の確認といつものように 公式練習を進めていく。ラップタイムも10番手以内に入ってそうなところ。セッティングを少し変更しタイム トライアルに進んだ。  タイムトライアルは、エアが低かったせいか2コーナーでレコードラインにつけず失敗してしまう。あとは、上手く 走りきったつもりで、8番手の位置につけた。

 

●予選ヒート  今回は、前回と違ってマシンの調子がいい! 8番手からでも十分上を狙える。ローリングからスタートが きられ、1周目を7番手で戻ってくる。目の前では激しく2台の攻防戦、一つ目のヘアピンで6番手がスピン! 自分が警戒していた人(前回のレースで、だいっきら○になった奴でもある)だっただけに美味しい展開に。  そして、5番手を最終のヘアピンでパスし、6番手に順位を上げた。

 6位になってから、前との差が少しあいていた。このヒートでは順位をあと一つ上げられそうな状況で、5番手 との間隔をつめていく。序盤の混戦を抜け出し、単独になってから良いリズムで走ってきた。それなのに、  「エェーーーーーーーー」といったことが目の前で起きてしまった。 

       もてぎのコースには、ショートカット防止に各コーナーにパイロンが設置されている。

                                          5番手がS字を抜け出し、最終ヘアピンに差し掛かった。

             ブレーキを踏んでコーナーに入って行くのが見えた

                         パイロンにぶつかった・・・                        しかも単独で・・・・                           しかもフロントタイヤ・・・・・

              前に4番手もいないし、真後ろに自分もいないのに! なぜ!?

                                       そしてすぴん   クルッ  

 そのあとの自分は予知せぬ出来事に慌てる。OUT側にパイロンがあるので、カートをIN側につけ脱出を 試したが、リアタイヤが5番手にヒットしてしまい失速してしまう。後ろのカートにも当たってしまい、この瞬間 に3台に抜かれてしまう。  スピンは避けられ8番手で復帰するが、走行してみるとリアからガタガタと振動がつたわってくる。さっきの 接触でリアシャフトを曲げたらしく、予選ヒートが絶望的な展開に・・・・。   だめかと思ったけど、スピードを上げても大きな振動に成らなかったので、ラップタイムの落ちもあまりなく 予選ヒートが進んでいく。途中で、前を走行していたカートがピットに入ったので順位を一つ上げ7位で予選 ヒートを終了した。

 

●決勝ヒート  予選ヒートは実に悲しかった。トップの方であんなことをするなんて・・・・。レース中の心理状態というのを 考えさせられた瞬間だった。とにかく自分は冷静に、いつものように走れば問題ないのだからと自分に言い 聞かせ決勝ヒートをスタートした。

 周回は19周。時間にして13〜15分の決勝ヒート。今思うと今年一番の激戦だった決勝だったかもしれない。 そして、いろいろありすぎて記憶もあまりない・・・ 

 スタートは問題なく7位で一周目を通過。立ち上がりは、無難にいったというところか。自分の前も混乱もなく トップ集団が7台か8台で隊列をつくる。この隊列、見事に一列にならんで周回を重ねている。まるで、7両編成 の電車のような奇麗な隊列。前の方で誰かがスピンしたら、全員がリタイアも考えられえるくらいの間隔であり その時は、あきらめ覚悟で遅れないように必死についていく。    この緊迫した隊列が何周もつづいていく・・・・。

 前に2台というのはよくあるが、これが6・7台もいる状況だと自分の3台前にも注意しなければならない。 自分の作戦は、勝負所を3コーナーと最終のヘアピンに決め、あとのコーナーは全部タイミングを計るところ としていた。まずは、最終のヘアピンで一台をパス。そして3コーナーでまた一台と作戦通りにレースが進んで いく。

 上手く隊列の間にわって入っていき順位を上げていく。一台抜いて、また一台と前にはあと3台というところ まで順位を上げてきた。間隔が無い隊列とパッシングをするタイミングの作業は、緊張の連続でここまでは イメージ通り進んできた。周回も1/2を通過したときに、自分のリズムが一瞬狂ってしまう。

 3番手を最終のヘアピンでパッシングしようとS字に入る。アクセルを抜くタイミングとラインどりを変えて S字を通過しようとしたときに、リアタイヤが入口ではみだし、出口でもはみだし加速が遅れてしまう。  この失敗が響いてしまい、2台に抜かれてしまった。  すぐに、5番手に上がるもののトップ集団から脱落してしまう。一度狂ったリズムは、すぐには戻らない。 徐々に、落ち着きを取り戻し自分のいつもの走りに戻していく。

 レースも終盤になり、トップは単独で走行する状況。2番手争いが混戦で、この最中に自分も加わり4台での 争いになった。2コーナーから3コーナーまでのストレートで、二列に並んで3コーナーに向かっていく。  このパターンが2周つづいたとき、3コーナーから4コーナーのところで前の2台がクラッシュ!自分もこれに 巻き込まれはしたが止まることなくコースに復帰。順位も5位をキープして前のカートを追う。    周回も残り少なくなり最後に1コーナーで4位に上がり、ゴール! 最終戦は4位で終了した。

 

 

●感想 

 最終戦を振り返ると、決勝ヒートが一番印象に残るレースでした。前半の隊列は、前の方でスピンしたら 避けるのは無理だったような気がします。その隊列から少しづつ前に上がっていったのに、自分のミスで 失速したのは、これが自分の実力かなあと 今はそう思います。    最終戦も終わり、もてぎシリーズランキング 5位を獲得しました。 今年は初のもてぎシリーズをやってみた わけですが、久しぶりに出場台数が多い所でレースをやれ、トップ集団でレースが出来て楽しい一年でした。    勝負の世界だけにいい時もあれば、悪い時もある。悪い時は、気持ちで負けないようにと心の中で何度も 「頑張る」と思ったことか・・・ 今年は仕事で苦しいときも「頑張る」と思ったほどだけに「頑張る」という言葉 が好きになった年でした。

   来年も、もてぎシリーズで頑張ってレースをやりたいと思います。  そして、今年以上の成績を残したいと思っています・・・・・ 

    それでは、 また来年。                  

                     いつでも強気の 入江 でした!

 

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