レースレポート

●2000年10月1日 全日本選手権東地域第6戦 新東京サーキット

・ICAクラス ドライバー:松本真哉

ついに東地域最終戦。絶対無理だと思っていた全日本フル参戦を、いろいろな人の協力もあって、ついに達成しました!!
全部出られるって事はすごいこと。あとはその結果となるランキングはどうなるのか・・・。
まだまだポイントを稼がないとどんどん下がってしまうから、しっかりやらねば。

新東京サーキットは2回目、去年のレース以来1年ぶりだ。
去年のレースでは、初コースにもかかわらず、ARROW AX6の特性ととても良くあって、順調にセットアップが進み、タイムトライアルでは3位!!という好成績を残した。

コースは中低速で、非常〜〜〜〜〜にバンピー。また、高速区間も長く、エンジンにも人間にもキツイ。
さらにコース前半のレイアウトがすっかり変わってしまい、結局また新しいコースということになってしまった。

 

金曜日

朝、いきなり首都高渋滞にはまってしまい、予定を1時間半オーバー。
ナラシもあるし、いろいろやりたいことがあったのに・・・・でも、結局、走れなかった分体力を温存できて良かった。

さっそくナラシ。新しいコースをおぼえながらのナラシだが、とにかくはねる。
はねて回転が上がってしまい、去年はナラシがうまく行かなくて焼きつきを連発した人もいただけに、慎重にナラシ。
その後、エンジンチェック、セットアップ。

マシンの動きは、去年の良いフィーリングがあまり無い。
これは各コースでたびたび感じたことで、タイヤの違いが原因。
ハイグリップタイヤでも、メーカーの違いでマシンの動きは全然違ってしまう。
いまいちの感じだが、条件はみな同じだから仕方ない。

いろいろとセットアップを行ったが、なかなかこれだというものは見つけられない。
タイムは、とりあえず金曜に走った中では前のほうみたい。

土曜日

朝一で新しいセッティングをしたところ、すぐに昨日のベストタイムが出た。
路面は一晩たって、なぜか良くなった感じがする。

エンジンのチェックをしながら、フレームのセットアップを進めていく。
昨日できたあざが痛い。ひざの内側と背中・・・。それにあばらあたりもちょっと痛い。
特にウエイトのボルトに当たった背中は思いっきり腫れ上がって、ウエイトの位置を変えたにもかかわらず、膨らんでいるためにシートに当たってしまう。
本当に体にキツイ。

タイムは上がったり下がったりだったが、最後に良いセットが見つかって、一気にタイムアップ。
そして、雨が降ってきた。

結局雨が絡むのね・・・。
明日の午前中も雨という予報。そして、新東京での雨は経験が無いだけに、ラインもセットもわからないので、雨の用意をして走り出す。
今日からは入江さんがメカとして来てくれているので、ドタバタしないで済んだ。

タイムはあまり良くないが、とりあえずタイヤはそこそこグリップするので、セットをつめれば何とかなりそう。
ここで、新品レインタイヤをおろしてチェック。
しかしグリップしない。
これを恐れていたのだが、案の定だ。
「ダンロップタイヤは走ってみるまでわからない」ってこと。怖いタイヤ・・・。

時間も無くなってしまい、大してセットもつめられず、レインのタイムはかなりいまいちのままだった。
明日、雨が降らないことを祈るしかない。

ドライではとりあえずトップタイムらしい。
せっかくフル参戦してるんだから、1回くらいトップタイムとかやって見たかったんだよね。
今年は毎回トップタイムと同じくらいって感じだけど、結局誰か早い奴がいたからなぁ。

雨とか、雨上がりの路面のこととか不安なこともあるが、ドライだとすれば、後の問題はドライバーのメンタル面だけか。
要するに練習通りに走れば良いということだが、それが一番難しい。
とりあえず、前の晩はあまり考え込まずに、気分転換して気楽に行こう。
無理っぽいが・・・。

自分に自信を持って、「出来る!!」と信じればいいのね。う〜ん・・・。

 

日曜日

 

公式練習

例によって雨がらみ。
前夜に降った雨は公式練習直前まで乾かずやきもきするが、公式練習が始まると急速に乾き始める。

まずはドライタイヤを皮むきにコースイン。
まだかなりぬれているところがあり、すべる。
バックストレートのブレーキングでいきなりタイヤがロック!! 慌ててブレーキを離すが、なんとエンジンがかからない。グリップが低すぎてタイヤが回らない。こんなこと初めてでびっくりしたが、何とかコースアウトせずに持ちこたえ、練習用タイヤに履き替えて走行。

滑りやすい路面は苦手なのだが、周りと比べてもタイムが良い。
意外にもトップ連中と変わらないタイムで終わり、タイムトライアルに向けてちょっと自信が出た。

タイムトライアル

今回はセットも合ってるし、わりと自信がある。エアも今回は大丈夫だろうということで、比較的落ち着いてコースイン。

まだ乾いたばかりの路面は所々滑りやすく、特にバックストレートエンドのブレーキングは右に振られやすい。グリップを確かめながら1周回ってスタート。
1周目はおさえで慎重に走って35秒3。

逆順で後のほうになったので、他の人のタイムを見ていたのだが、速い人でも1周目は35秒5くらいだったから、これなら2周目は4秒台は楽に行けるだろうと、落ち着いて2周目。

ところが2周目は35秒1・・・。我が目を疑ってしまった。なぜ?

トップは34.8。0.3差で7位まで落ちてしまった。

遅かった理由は・・・。やっぱり滑りやすい路面&T.T.苦手って事と、ちょっとエアが高かったのかなってとこ。

 

予選第1ヒート

スタートでアウト側の1台が遅れて、6位。
1コーナーで5位に並びかけ、並んだまま2コーナーに向かうが、ぐいぐい寄せてきて危ない。
しかし、ここはひかずに突っ張り合った結果イン側の汚れた部分でブレーキを踏んだためにハーフスピンして失速。
止まることだけは免れたが、16〜7位まで大きく順位を下げてしまった。

後はひたすら追い上げるのみ・・・残り4周ほどで8位のグループ4台に追いつく。が、2コーナーであいてのブレーキングが早すぎてぶつかりそうになり、避けるために大回りになってタイムロス。

ARROWのブレーキはすごい武器で、2コーナーのブレーキングではカート1台分は差が詰まる。でも真後ろにつくと怖いんだな〜。

もう一度8位グループに追いつくが1台抜いたところで最終ラップだった。
2つでっかいミスをやらかしてしまい11位。

 

予選第2ヒート

今度はスタートでポカをやらないように自粛して順位キープ。
一台一台慎重に、勝負どころのモナココーナーで抜いていく。
途中、ストレートでインに並びかけようとしたらイン側まで寄せられてぶつけられ、危なくクラッシュするところだった。
そのドライバーは白黒旗が振られてた・・・。全日本であんなイン走りするなんて。

そのドライバーは他のマシンとごちゃごちゃやっているところを2台まとめて、ごっつぁんさせていただいた・・・のだが、その数周後、あまりのバンピーさに、はねた瞬間にアクセルから足が外れて一瞬失速、アウトに並びかけられた。が、そんなところで譲るバカはいないので普通に立ち上がったらコースからはみ出してた。アウト側で突っ張ったらそうなるのはあたりまえ。普通退くでしょ。

最後、4、5位に追いついたがそこでチェッカー。
う〜ん。後2周あれば2台とも抜けたけどな〜。

結果は6位。予選総合は8位となった。

終わった後、件のドライバーが後ろからがんがんぶつけてきた。ピットロードなんてアクセル踏まないでも進むくらい。
あーいうブロックしておいて、自分がやられるとそうなの?ちょっとたちが悪いんじゃないの・・・?

 

決勝

8位スタートだが、横には例のドライバーがいる。
スタートの加速は良かったのだが、イン側も速く、とりあえず危ないので後ろにつこうと1コーナー手前でアクセルを緩めたら左右から抜かれてしまって10位。

「あ〜あ、やっちゃったよ。これでトップはかなり遠いなぁ」と思ったが、周回は28周あるし、モナココーナーはかなり抜きやすいから、そこはあまり深く考えず、1周目からさっそく1台抜いて9位。

抜いてもそのロス分を次の周のモナココーナーまでに取り戻せるので、1周1台〜2台抜いていった。
トップを走っていた人がスローダウンしたこともあり4周目で4位まで順位をあげ、2位3位を追いかける。

すぐ追いついたが、タイミングが合わず2周待つ。次の周に仕掛けようと3位にぴったりつき、3台並んで6周目の最終コーナーをアクセル全開で立ち上がった瞬間、クリッピングを少し過ぎたところで2位のマシンがエンジンブロー!!
真後ろにいた3位が突っ込む。
そして、勝負を仕掛けようと真後ろについていた俺も・・・・・・・避けられるはずも無く、前の2台と一緒にタイヤバリアに突っ込んでいったのだった・・・・・・・・・・。

マシンはサイドカウルが曲がっただけで済み、押しがけをして再スタートしたものの、結局周回遅れになってしまう。
ある程度前に行かせた後、悔しいのでベストラップだけは取ってやろうと走ったら、まえの集団にどんどん追いつく。
良く見たら2位グループだった。遅い。

一応邪魔にならない程度に抜いたりしながら走った。
もう走る意味なんて無かったが、悔しさをぶつけどころが無いので走るしかなかった。

メカをしてくれてた入江さんが、クラッシュの後モニターでタイムを見てたそうで、トップより0.3は速いラップで走ってたとの事。終わった後、「ぶっちぎりだったのに〜〜〜〜」って・・・。
ベストラップは絶対取れてたといってくれました。(リザルトにタイムが載らないので実際にはわかりませんが)

確かにT.T.が下手だとか、1ヒート目にボカやったとかもあったけど、決勝の前半でそれは完全に帳消しに出来てたんだけどなぁ・・・。好んで焼きつきする奴はいないわけで、誰が悪いってもんでもなく、運が悪過ぎ。

全セッション1位取れば、そりゃあ勝てるけど、そうじゃなきゃ勝てないってもんでもないだろうに。

ここ3レース、タイムは出てるのにかみ合わない。
「かみ合わない」って言葉が重いなぁ。

悪い流れは断ち切れたと思ったのに、何時まで続くんだろう・・・。

最初で最後のフル参戦・・・、わずかに残っていたチャンピオンの可能性は100%消えました。
悲しい。