レースレポート
●2000年7月23日 全日本選手権東地域第5戦 ラリーキッズ伊那
・ICAクラス ドライバー:松本真哉
那須を終わってランキング2位になったとき、”チャンピオン”がちらついたことは認めざるを得ないのだが、もはやほとんど可能性が無くなってしまった。
しかしここまでくると比較的割り切れて、ここからは後半戦だが、また新たな気持ちで初心にかえって望むことにする。
これまでフル参戦したことが無かったが、今年は開幕から全部出ている。ランキングに入れる最後のチャンス。
せめて、ひとつでも上のポイントを重ねて、ひとつでも上のランキングに入りたい・・・
金曜日
今回は入江さんが、有休くれてメカニックとして同行してくれた。
伊那は移動時間が長いだけに、寝不足、人手不足、体力の限界を超えることも考えられただけに、本当にありがたい。
気温は30℃前後。強い日差し。結局、3人でも最後には体力の限界を超えてしまったが、2年ぶりの伊那をそれなりに攻略できた感触。
他のタイムはほとんどチェックしていないが、聞いたところトップから0.1落ちくらいでいけてるみたい。
実際のところはレースになってみないとわからないが。
ARROW AX6はなかなかコースにあっているよう。
土曜日
朝一でそこそこのタイムが出て、順調にセッティングが進んだ。
メイン予定のエンジンチェックなども問題無く終え、新品タイヤでマシンセッティングの確認。
とりあえず、前日から0.5秒タイムアップしたが、結局トップからは0.1秒落ち。
でも、ほとんど差はないから後は、マシンセットをミスらなければいける!!
日曜日
公式練習
前日決めたセッティングで、ギヤを一つ小さくして試すことにした。
どうも、朝一の路面だとリヤ周りが硬い感じで、向きの変わりが悪い。
タイムは、掲示がきちんと出なかったのだが、トップレベルで数人横並びのようだ。とりあえずその中には入れている。あとはタイムトライアル次第。
タイムトライアル
向きの変わりが悪かった部分は、他のクラスが走った後ということと、新しいタイヤという部分で解消されることにかけ、セッティングの変更はしなかった。
しかし、走ってみると、前日新品タイヤを下ろしたときと感じが違う!!
公式練習同様いまいち向きが変わらない。
走り的には大きなミスはしなかったのだが、いまいち乗りきれず、タイムはトップから0.3秒落ちで6位。
かなりつらい位置からのスタートだ。
予選第1ヒート
セッティングを向きが変わりやすくなるように変更。
スタートで3番手がかぶっておくれ、4位に上がる。
しかし、1周目いまいちペースが上げられず前3台から1台くらい離れた状態。
とにかく10周あるから、がんばって追いつかなきゃと思ったら、最終コーナーでインに入られた。
やはり1周目、ペースが上がらないとこうなってしまうのは仕方ない。
とにかく、決勝ポールとかは考えず、3番手スタートくらいをとれるように手堅く行くしかない。
どっちにしても、アウト側で突っ張ると外に飛ばされるのが落ちなのであきらめて引き、後ろについて最終コーナーを立ち上がる・・・・と思った瞬間、ドカン!!という音と共に横からカートが突っ込んできた。
カートはそのままホームストレートのクラッシュパッドへ。
まさかの0周リタイヤ。
後ろから突っ込んできたドライバーは、もう1台を巻き込んで3台がリタイヤ。
まったく、あんな無謀なことをする奴がいるなんて信じられない。
あんなことをするドライバーとは一緒に走りたくない。たくさん金をかけて、いろんな人に協力してもらって、応援してもらって来ているのに、それをあんな風に台無しにしてくれるドライバーがいるなんて・・・、もう出たくないって気分になってきた。
日ごろ、「あいつは速いけどいつもいなくなるから・・・」といわれていた某ドライバー。
巻き添えにされるときがくるとは・・・
挙句の果てに、抗議に行ったところ、まったく自覚が無く、自分はインを付いただけだと言い切った。
つまり、そのドライバーはまた同じ事を繰り返すということ。
これまで何度も同じ事を繰り返しているのに、自分の感覚のおかしさに気づけないとは・・・。最低。
順位は23台中22位、順位も絶望的に落ちてしまったが、精神的ショックもでかかった。
予選第2ヒート
結局、セッティングが良かったのか悪かったのか、全然わからない状態のまま、第2ヒートを迎えた。
スタートから1周目で3台ほど抜いたものの、周りは大混戦で、コーナーごとに横に広がっては接触したり、オーバーランしたりと、あれまくっている。
とにかく止まらないで順位を上げないと決勝に望みをつなげない。
巻き込まれないように細心の注意を払ってはいたのだが、最終コーナーで前の2台が立ち上がりで失速。真後ろについていたため、加速途中でブレーキを踏まされ、こちらも失速してしまい、せっかく抜いたカートに抜き返され、1周目を終わって最下位。
とにかく5〜6台がごちゃごちゃになりながら走っているので、抜けるは抜けるのだが、前のカートもバトルをしていて危なっかしく、判断が難しい。
そんな中、慎重に順位を上げて14位くらいまで上がった。
しかし、またしても最終コーナー。2台前のカートが立ち上がりではみ出しそうになり、前のカートがそれに詰まったので、ストレートイン側に向かって立ち上がったところ、前の2台が持ちなおし、前に1台、右に1台そして後ろから来たもう1台が左に・・・完全に囲まれてしまった。
恐ろしい状況。引きたくても引けない、逃げどころがない!!
しかも、両脇のカートがどんどん押してくる!?こいつらバカか????
左のカートがとくにぐいぐい押してくる。こっちゃ右からも押されて逃げようが無いんだよぉ〜、やめてー!!
案の定、1コーナーで絡み合いながらコースアウト。ダートを走って何とかコースには復帰できたが、結局最下位に落ちてしまった。
1台リタイヤのため22位だった。
決勝
スタートは最悪の23位。最下位だ。
もはや順位など何も考えられないが、とにかく、1台でも多く抜くしかない。
もし、運が良ければ・・・レースは何が起こるかわからないし・・・。
スタート良く、4台をパス。その後もバシバシ抜きまくって、12位くらいまで上がった。
さらに前のカートを攻めていたのだが、ゆるい右の5コーナー入り口で前のドライバーがミス。
インがあいていなかったのでアウトに行ったのだが、相手が復活して抜ききれず、横に並んだ状態に。
そのため、アウト側の汚い路面にタイヤが乗ってしまい大回りに。
コースアウトまではしなかったものの、せっかく抜いたカートほとんどに抜き返されてしまった。
別に順位など気にしていなかったので、大して落ち込むこともなく、もう1回抜きなおしだなと思った。
前に見えるのは6台くらいか・・・その前は離れてしまっている。それを見てちょっとがっくりしたが、とにかく見える範囲の奴は全部抜かないと、後で何を言われるかわからないし、やらねば。
残りは10周弱。
1周1台づつ抜いていき、とりあえず見える範囲は全部抜いた。
そして、単独で2周ほど走ったら遠くのカートも見えてきた。ぐんぐん近づいてくるが、さすがに追いつけず、ゴール。
監督が拍手で迎えてくれたのがせめてもの救いって感じだった。
順位は9位。最下位から上がって、一度抜いた奴をもう一度抜きなおしたりしたことを考えれば、まあまあか。
といってもなんの慰めにもならないが。
今回はタイムもよくて、乗れていたのでレース出来ると思って楽しみにしていたのが、とても残念な結果になってしまった。
1ヒート目に突っ込まれたことに関しては、完全に相手が悪いと思っているが、ああいうドライバーがいるのも、残念ながらレースのうちともいえる。
結果が出せなかったことについては、ああいう奴の近くのグリッドにいたこと、そして付けこまれるようなペースだったという点で自分に非がある。
そういうわけで、付き合ってくれた石山さん、入江さん、努力を無にしてしまってごめんなさい。
もっと速いタイムを出せるようにならないと・・・。
応援してくださった皆さん、ありがとうございます。
これでとりあえず、5戦分のポイントがとれました。
あとは、8位と9位のポイントを消せるかどうかというところで、残り2戦何とか出て、ランキングをあげたいと思ってます。