レースレポート

●2000年5月28日 地方選手権東北地域 第2戦 カートソレイユ最上川

ドライバー FA2クラス 武田洋男  (レポート:石山監督)


5/27土曜日
前日の練習・・・・とっても暑い日になりそうなので、とりあえず、セカンド登録予定のエンジンのチェックから始める。
フィーリングは上々、タイムはその時点で47.2 
次に練習用のエンジンに積み替えてセットの確認!事前練習でのセットを参考にしながら、ドライバーのフィーリングと実際の動きをチェックする。エンジンが練習用ということもあり、タイム的にはイマイチだが、手応えは十分、更に事前練習で感じた印象を基に新たなセットにトライしていった。これも結構いい感じで、タイムも少しずつ上がっていった。
気温の上昇(30度以上)とともに他のドライバーのタイムは全然あがってこないなか、武田クンは着実にタイムを上げていく。その時点ではブッチギリのトップタイム!油断だけは禁物なので、ドライバーには現在の状況をおしえないでおく・・・・

午後の早い時点でレース用の仕様にして早めの仕掛けに出る。当然エンジンはメイン予定のVORTEX!それにしても暑い。タイヤ温度計で気温をはかると34度にもなっていた。
そしてコースイン!かなり短い周回でどんどんタイムは上がっていく。36.8を出してピットイン。次に前回レースで使ったタイヤを装着する。当然ホイルもまったくおなじ!
これはダンロップのあたりはずれの説を疑ってのチェックだったが????タイムが出ない???なんでだ????ドライバーは当然自分のタイムを知らないのでフィーリングを聞くと、タイムが落ちている感覚がない、フィーリングは悪くないと言う・・・・地方戦レベルのドライバーでも分からないタイヤの違いってあるんだろうか?それとも、ただ武田クンのリズムが狂ってて、タイムが落ちてしまったのだろうか??考える時間はない!すぐにレース用のフレッシュにチェンジする。これでタイムに変化がなかったら・・・・
焦る気持ちを押し隠し、次のセッションへと気持ちを集中させる。そして、コースイン!
押しがけを終えて、ストップウォッチを握り締めながら、祈る様な気持でコースを見つめる。もしこのタイヤもダメだったら、散々使ったタイヤでレースしなくちゃなんない・・・
ん??動きがいいぞ! これはいいかも・・・・37.2  37.0  36.8  
オッケー!!ピットインの指示を出す。ホッとして、武田クンにフィーリングを聞くと、いいタイヤと比較すれば、さっきのタイヤが全然ダメなのがよく分かるという。ホッとする暇もないまま、エアのチェックと、シャーシの微調整を行い、チャンバーも違うタイプに交換して再びコースインさせる。
すぐにタイムは36.6まで上昇、タイムはいいけど、動きがしっくりこない・・・これは武田クンではちょっとつらいパッケージかなと思い、ピットインさせて、再びフィーリングを聞くと、なんとなく、分かってきたかなって感じの答えが返って来た。

この時点では、完璧にブッチギリのタイムなので、これ以上深いところまでやってドライバーのリズムが壊れるリスクを負う必要はないと判断、ちょっと早いが今日は切り上げるのことにする。結局その日、他のドライバーが37秒を切ったのは夕方の涼しい時間帯になってからだった。だけど、明日は雨の予報!雨のデータは全くない!!まっ どうにかなるって・・・

5/28日曜日
レース当日・・・・やっぱり雨・・・風もすごい。

大体のセットで公式練習へ・・・15分の間に基本になるセットを探し出すため、ピットへ工具類も持ち込む。押し掛けしてピットエリアへいくと、いつまで待ってもメインストレートへ戻ってこない!遥かかなたの最終コーナーで止まってるカートが・・・・ うっ!かぶってる。やっちまった〜〜〜
テントへ戻り、新しいプラグを持っていくが、再スタートできなくて、公式練習終了!!
カートを引き上げ、プラグを変え、スタンドでエンジンを始動する。問題ない。やっぱりかぶっただけか・・・ ん?ん??ん〜〜??ノイズボックスに白いものが・・・・ペーパータオル〜〜〜なんでこんなとこに??「昨日ゴミが入んないように入れといたで〜す」
明るく言うんじゃね〜やい!!これじゃ、止まるって!まったく!!!!朝の時点でみつけられなかった自分が恥ずかしい、だけど、全然見えなかった。やっぱりこれっておれのミスだよね?ゴメンね武田クン・・・  

TT 水すっちまった〜〜で4番手。レインカバーに隙間があいてる、それも大きなのが、隙間っていうより穴だね、こりゃ!んでもなんでビリじゃないの?結構楽観的になったりして。これもおれのミス?だけどノイズボックスと全然違う形のレインカバーは合わねぇっての、根本的に!

そんなこんなでバタバタしながらも予選1ヒート。また?加速しない!うわ〜〜なんで〜 こうなりゃこのヒート捨ててチェックしまくってやる。ピットインさせて、レインカバーをはずしてコースイン!レインカバーの相性かも知れない・・・ダ、ダメだ、症状が変わらない。んじゃもう一回ピットへ・・・ありゃ、止まってしまった。今日はトラブルのオンパレードだなこりゃ!
もう、苦笑いしか出てこない・・・ しょうがないから、雨だけどメインエンジン投入だなこりゃ。ピットへ帰ってキャブを取ってみたら、ペーパータオルの切れっ端が負圧の穴をふさいでる。どこかに残ってたのが、悪さしてたのね・・・・でも決勝じゃなかったのが、せめてもの救いだった。

予選2ヒート・・・メインエンジンに積み替え、各部のチェックを行って、コースイン。今度は調子がいい。よ〜し!だけどシャーシセットが決まってない。スタートは最高に決まって2番手までジャンプアップしたが、4コーナーで止まり切れず3番手へ。その後は2 3番手争いに終始する。このヒートで他のマシンとの差を把握しなければ、決勝が辛い。よしよし、分かったぞ〜 観えてきたぞ〜 決勝のセッティング!でゴールは3番手。
これで決勝は4か5でスタートできるし・・・ありゃ?最後尾スタートって・・・なんか今日は読みが外れるなぁ。昼休みの間に天気は回復して、決勝はドライになりそう。ん〜レインのままでレースしたい。次のレースのためにも、ここはひとつレインのレースを・・・

やっぱり読みは外れてしっかりドライ!しょうがない!ひとつブッチギッてやるぜ〜  って最後尾だって〜こと忘れとった。んじゃがんばって、抜いて抜いて抜きまくってもらおう!ドライバーに!!
ということで、決勝は今日はじめて読みがあたり、ぶっちぎりました。
トップにでるまでは、結構やばいブロックにもあったけど、午前中全然レースさせてもらえなかった武田クンにとって、そんなものは屁のつっぱりにもならず、まさに鬱憤ばらしのすごい勢いでぶっちぎったのでした。

結構ドタバタのレースだったけど、武田クンにとって地方戦初優勝が達成できたことが、今回の収穫だったとおもいます。どんなに少ない台数でも、優勝の重みっていうのは、変わりがないっていうことはみんなわかっているとおもうけど、今回を含めて、今年のレースはチーム員全員に優勝することの難しさを改めて教えてくれている気がします。以上、レースレポートでした。