【2004 もてぎカート選手権 最終戦】
11月7日天気は晴れ。今年の最終戦はS-Lクラスシリーズチャンピオン決定戦という大注目のレース。
チャンピオン候補は4人。この4人は全5戦のシリーズ戦で過去4戦に一つ優勝を決めている選手達。
この中に、レーシングチームANNYからは二人が決定戦に挑む。
ポイントを確認すると自分が42点でトップ。二位が37点、3位が並んで30点の位置にいる。
二位との 差はわずか5ポイント。もし最終戦の結果が、自分が3位でランキング二位が優勝してしまうとポイント
が同点となり
優勝回数で自分がランキング2位になってしまうという厳しい状況である。
ということから、最終戦は過去4戦のポイント度外視の一発勝負という厳しいレースになると予想
していた。
しかし、この最終戦は非常に運命的なものを感じたレース内容となる。
土曜日にコース入りすると、前日の夜中に雨が降ったようで路面が濡れている状況。
午前中はS字 出口の路面が悪くTIMEが悪い状況が続く。
路面が完全に乾いた午後でもグリップ感が悪く、41秒前半
のラップTIMEが続く。
この状況ではセットを煮詰めることが出来ないので、日曜日に向けてのセット
が煮詰めることが出来なく中途半端で終了してしまう。
そして、日曜日。降水確率は0%、気温も土曜日より高くなり路面状況も昨日より良くなる方向に
なってくる。
公式練習は前日から新品タイヤで走ることを決めていたが、いつも上位にくる人のタイヤ
を偵察すると全員が古いタイヤを履いていた。
それを見て自分も新品タイヤをタイトラで使う作戦に
変更し、公式練習はエアの上がりとキャブチェックに時間を使う。
5分間計測のタイトラが始まる。新品タイヤでコースに入るとグリップ不足が3周は続く。
リズムが 良くなってきたのは4周目あたりから、周回を重ねるごとにブレーキも止まるようになり、
コーナーを 丁寧に慎重にマシンが前に蹴っていくようにアクセルを開けていく。
5分間でラップしたのは7周、7周目は自分でも満点に近いリズムで走れた。
コントロールラインを 通過して電光掲示板を見る。6位から1位を確認すると、自分の番号が入っていない。
「ダメか」と 思ったその時!!#28が1位になったのが「あれ?」って感じで一瞬だけ見えた。
勘違いかもしれないので、戻ってきてメカニックの中山さんに聞いたところ、
興奮ぎみに 「ポールポジションだよ!」と言ってくれた。
まずは第1関門を最高の順位で突破。他の優勝候補は8位、10位、11位と出遅れる。
ちなみに村上君 と自分を除く候補者は公式練習で違反してしまい、タイトラはペナルティを受けていた。
予選ヒートは大きく順位を落とさないように戻ってくることを作戦に「無理をしない」「接触を避ける」
ことを頭に入れる。
スタートもスムーズに行き、前半はトップで走行。中盤から後半に2台抜かれて
しまうが、シリーズ戦に関係無い選手なので問題は無い。
予選は3番手でゴールし第2関門も突破。他の優勝候補は6位、7位、20位、となりランキング2位
の選手が20番手と沈んでしまう。
今日は「入江の日」なのか?ここまで自分が有利になる状況って・・・・・
決勝も予選ヒートと同じ作戦。6位以内であればランキング1位が確実であったので、楽な気持ちで
決勝を走ることができた。
スタートの混戦も問題無し、そのまま3位を中盤までキープ。終盤は一台
に抜かれピッタリ3番手を追走。
残り2周で3位に浮上し、そのままゴール。
最終戦3位入賞。そして、S-Lクラスチャンピオンを獲得!
【感想】
ついにやりました!シリーズチャンピオン!!応援してくれた皆様、ありがとうございました。
もてぎでトップを走るレベルにあって、ここまで来たら結果を残したいという気持ちが毎年あり
それを残すことが出来ない年が続いてしまい、正直ここまでかなと思ったのが昨年のことでした。
それが、今年はもてぎ初優勝を含めた4回の表彰台とシリーズタイトルを獲得した年になり
昨年より成長した自分がいることに驚きです。
これも、お世話になったレーシングチームANNYを
始め休日なのに朝早くからメカニックとして手伝ってくれた中山さんのおかけです。
やっと恩返しができて「ホッ」としています。
ほんとうにありがとうございました。