【2003 ARTAカップ】
今年で4度目の挑戦となるARTAカップ。3年連続で天気が悪いことになってしまった。
しかも、夏なのに気温が上がらない異常気象のオマケも付く。
今回は2日間でレースが行われることになる。土曜日はタイトラまで進み
日曜日が予選&決勝というスケジュールである。
スーパーリードのエントリー台数は、フルグリットを超える40台のエントリーを集め
最も多いエントリー台数となった。
レースが2日間で行われるということで、金曜日に練習を行った。この日も一日中雨になって
しまいレインタイヤでの練習となる。20分が4セッションあり、時間が長いので色々試せることができた。
毎回、雨量が変化するのでラップタイムにバラツキがあったが、手応えとしては十分であった。
◆公式練習&タイムトライアル
土曜日は午前中が練習、午後から公式練習が始まるスケジュール。
天気の方も、予報通り 晴れ間もみられ、午前中の練習走行20分間はドライで走れる状態であった。
今日は「ドライでやれる!」と、誰もが思っていた。しかし、練習走行が終わると雨が降って
しまった。これで、午後から始まるレースは、ウエットコンディションになる。
スーパーリードは出走台数が多いので、2グループによる公式練習となる。雨はやむ気配も無く、途中激しく降る状況。
公式練習は8分間といつもより短い。コースインするとタイヤのグリップ感が余りなく
ピットイン無しで走行する作戦に切り替える。タイヤのグリップ感は、後半に差し掛かり
ようやく良くなってきた。ラップタイムも後半に昨日のベスト位まで更新する。この時点で、中盤位のポジションといったところに位置する。
タイムトライアルは、夕方5時頃に行われた。公式練習の手応えと、気温と路面状況から
エア圧を上げていく選択をした。タイトラは奇数組・偶数組と分かれ進んでいく。
5分間計測ということで、周回数が多く走れる前から4列目でスタートしタイトラに挑む。
スタート直後4コーナーを過ぎたところで、前方のカートがスピン&コースアウトをし大きな水飛沫が起こり
その水をもろに被ってしまう。すると、途中から立ち上がりで失速するというアクシデントが発生する。ノイズボックスに水が入ってしまったことが原因で、失速する事象が起きたらしく
ベストラップが更新される後半で最悪な状況となってしまう。
結果は40台中37位ということになり、早々と優勝戦線を脱落する。
◆公式練習&予選
日付も変わり日曜日の朝は曇りで始まった。昨日の結果はもう終わったこと。この嫌な流れを
立ちきるためにも、いつもの前向きな気持ちになり怒涛の追い上げ「スーパージャンプUP!!」
を狙う。
目標はシリーズ戦のためにも「ポイント獲得!」
とはいっても、37番手からポイント圏内まで到達することは遠い道のり。ギャンブルセットも
想定しての公式練習となる。
天気は曇り、雨は降っていない状況。路面の方は水溜りが若干あり、完全ドライではない様子。
今回、クラスが多いので公式練習が始まるのが6番目になる。公式練習が始まると、路面の方も乾いていたのでレコードラインで走れた。新品タイヤでスタート
したので、ラップを重ねる毎にタイムも更新され、リズムも良い感じでラップする。
どんどんラップタイムが更新される勢いで走行していたが、1コーナーからの加速で突然!!
エンジンブロー。下回りが壊れてしまった。
走行中は、掲示板に番号が載っていたらしく調子は良好。あとは、NEWエンジンに期待するのみ。
予選ヒートが始まるインターバルで、スーパージャンプアップを狙うには公式練習のセットで
いいのか?について悩む。天気が曇りだったので、予選はドライで走れても決勝が雨になる
可能性もあるし、この位置から上位に持ち込むためにも予選で上がっていきたいという思惑も
ある。けど、公式練習の調子も悪くはない。でも、更に速くならないのか?
今日のレース展開については、時の運を想定してのセットアップをイメージ。というのは、
実力で上がれる位置は、見当がついている。さらに上を今日は目指さなければならない。
そうすると、運も味方につけないと無理な話。それで、今日のポイントは雨。これを味方に
つければ、可能性が出てくる!
難しい選択の結果、ホイールを変更して予選ヒートに挑んだ。この変更については、今使って
いるホイールよりも良いというアドバイスを受けたので、思い切って変えてみた。
あとは、雨と路面と勝負運次第。出たとこ勝負の予選が始まる。
予選は2グループに分かれての走行となる。スタートポジションは、19番手の最後尾スタート。
路面はドライコンディション。
予選スタート。オープニングラップは一番後ろで通過。変えたホイールに違和感は無い。
ていうか、当たり! 立ちあがりの蹴りだしがよく、パッシングポイントに幅が広がった。
ラップ中は、周りのカートがワンランク下に思えるほど、調子がイイ! これなら、どこから
でも抜けそうな気がした。
ストレートで勝負することが、いつものパターンであったが、今回はヘアピンでも仕掛けて
いき、エアを高めに設定した効果もあって、中盤までに10番手位にステップアップする。
後半になると、タイヤのグリップ感が弱くなりリズムが狂い出す。途中、コースからはみ出して
しまい、危ないところもあったが11位でゴールし予選を通過する。
◆決勝
お昼過ぎ、スーパーリードの決勝が始まった。路面はドライ。他の決勝ヒートの時、雨が降った
ため、路面はベスト状態とは考えにくい。ましてや、いつ雨が降ってもおかしくない天気。
ギヤをウエットとドライの中間に変更し決勝に挑む。
雨もやみ路面もドライコンディション。ローリングを2周回ったところで決勝がスタート。
オープニングラップは混戦で行き場を失い、順位を落として通過する。この時点で、何番手かは不明だが隊列が落ち着くと果敢に攻める。
マシンの状態は問題無し。このポジションで走ると、作戦など必要無い。前のカートに追いついたら
IN側にカートを押し込んでいくといった感じで、果敢に勝負に行く。それでも、前にはカートがいっぱい。
次々に追いついては突進しするが、勢いも後半になると衰えてきた。
のこり周回数が少なくなったころ、シールドが雨で濡れてきた。リヤタイヤもグリップ感が弱く
なり、リズムが悪くなってくる。追い上げモードだが、路面状況と雨が気になりアグレッシブ
というより慎重なアクセル操作になる。
そして、ゴール。順位は40台中15位という成績で終了した。
最後に、3日間手伝ってくれました皆様!! 悪天候の中、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
今年は、NEWフレーム&エンジンで挑戦しましたが、悪天候のおかげてマージンが
なくなり、逆に大きなハンデを背負ってのレース展開でした。
目標のポイントゲットも達成出来ず、ここでポイントが取れなかったのは
シリーズ戦にとって大きい痛手です。
ですが、もう終わったこと。次の最終戦には、満足いく結果を得て今シーズンを
終了したいと思っています。
次は、10月です! みなさんも、残りのレースを楽しんで目標に近づけるよう
頑張ってください。
作成者:入江 宣行